Plastic Treeパシフィコ横浜国立大ホール“全14アルバムリクエスト”公演2018
行ってきました。（いや、ほんと、飛行機無事に飛んで良かった...。）
第一幕【Plastic】things/1997–2006
『トロイメライ』全曲＋次点『cell.』からcell、メランコリック、crackpot、ダンスマカブラ、うわのそら、夢の島
この日聴いた『トロイメライ』は、当時の、ギリギリ向こう側に居る感じではなく、こちら側でしっかりと生きている感じがしました。どう言えば伝わるかな。16年という年月を経て変わっていった有村さんの声質もあるのかもしれないけど（と言うかそもそも昨日の有村さんの喉はあまり調子良くなかったのかもしれない...）、良い意味で「強くなったなー」と。過去は過去の良き想い出で、それはそれで大好きで大切な宝物なんだけど、バンドとしては今の彼らが最高にカッコいい。
個人的には久しぶりに『赤い靴』を聴けて幸せでした。途中のね、エロいベースとそのベースにまとわりついてかまってかまってって言ってるギターと、その2つをいなしながら包み込むドラムと（言い方）、テンション上がるわ。大好き。あと、『Hello』のギターを弾くナカヤマさんを見れて嬉しかったな。寄り添い系ナカヤマさん本当に尊い。出来れば正面向いてて欲しかったけど横顔も後ろ姿も素敵だから良いです。出来れば指見たかったけど…はよー映像おくれ。（切実）
MCグダグダからの、ナカヤマさんの「ほらやるよー」的な流れで本当にいきなり始まってそのまま演奏続けたメランコリックとか面白かった。ああいうの嫌いじゃないよバンドっぽくて。笑
そして、第一幕の最後『夢の島』が最高にエモかったです。特にケンケンのドラムのグルーブ感。本当に気持ちよかった！音の渦にのまれて、自然に体が音と同調してリズムを刻んでたよ私も。まさにトランス状態。このまま曲が終わらなければ良いのにって思ってた。本当に気持ちの良い、ドキドキする『夢の島』でした。
第二幕【Tree】songs/2007–2018
『doorAdore』全曲＋『アンモナイト』から、Thirteenth Friday、みらいいろ、雪月花、アイラヴュー・ソー、デュエット、バンビ
3月に出たばかりの最新アルバム。この前ツアーで聴いた時よりもさらに進化出来るんだって驚いたし、その挑戦し続けるバンドとしての姿勢に感動しました。ちょっとした入りのタイミングだったり、音と音の間のカウントの合わせだったり。細かい部分をしっかり作り込んできたなーと。その上で、各個人の音はツアーの時よりも自由に遊んでて、聴いていて楽しかったです。これ、また熟成した頃に再演してもらいたいな。50過ぎたゆるふわおじさんたちの『いろつき』とかガチ天国なのでは。すごく聴きたい。
『デュエット』大好き芸人なので踊り狂いました。ありがとうございます。音運びそのものは懐かしの日本のお伽歌みたいなのに、なんかよくわからんロックで、もー好き！ってなってからの『バンビ』とかもう！もう！！もう！！！正くんのベースの跳ねが、踊れ！飛べ！笑え！って言ってるみたいでした。
振り返ってみて、この日の最後の曲が『バンビ』って言うのは本当に良かったのではないかなと思います。歌詞がね、なんかグッとくる。
なんでも欲しがっては 足りないものだらけだ
遠回りしてばっかで まだ探せないんだけど
大事なこともあってさ 信じてみてもいっかな
やるべき意味を それらの価値を 僕としてく
この曲を聴いて、ナカヤマさんの「みんなのおかげでミュージシャン出来てる」「こんなたくさんの人の前で演奏出来るのはありがたい事だ」って感じのMC聞いて、こちらこそ素敵な音楽を紡ぎ続けてくれてありがとうの気持ちしかなかったし、プラにしかない価値が確実にあるのでそこは自信を持って今後も活動してもらいたいなと思いました。
ホテルの部屋から夜のパシフィコ横浜をパチリ。夜景も綺麗で、この日の全てが夢の世界の様でした。
プラ星様とプラ彦様の逢瀬の日になってしまって、織姫ならぬクララおよびクラ姫どこいった感の七夕（有村さんMCより）でしたが、参加できて良かったです！毎年恒例にしてくれてもwelcomeだよ！笑
